徒然なるままに


引越しの件

10年ぶりぐらいに引越ししました。なんせ引越しには縁がなく(金がない?)また
その必要性を感じてなかったため、4畳半一間の暮らしを続けておりました。
ところがある日、大家から”取り壊したいので出てけ”と通達が・・・。
当初は愕然としましたが、たまたま”よい物件”(私としては)があったため
引越しを決意する(おおげさ!)ことにしたのです。

当日は雪交じりの陽気で最悪!”当日梱包”のオマケつきで超あたふたしたものの
なんとか移ることができました。(カネコ、チーリーに感謝!)m(_ _)m

いま住んでいるところ(都内東多摩某市)は学生が多く、なかなか暮らしやすい
ところです。そのうえ、新居は1DK(D風6畳+6畳和)で”1K(4畳半)だった
今までって一体・・・”という気持ちにさせられます。友人たちを招いた時にも
みんな喜んでくれました。(前のような部屋からは、早く出るように勧められていたので)
おかげで、プライベートな外出がとんと出来なくなりましたが(^^;

偶然とはいえ、かかる状況(決して嬉しくはなかった!)におちいったとき、
”自分は何処へ連れてかれるのだろう?”と不安に思ったものです。
しかし今は”人生万事塞翁が馬”という言葉を噛みしめ、
オヤジ路線に走っています。(^^_

パソコンの件

’98年で一番大きなMy Newsは何かと尋ねられたら、
やはり”PCの導入”と答えるでしょう。

私は典型的な”N88-Basic”世代です。パソコンといえば”MZ-80”であり”PC8801-Mk2”
であったわけです。MS-DOSなど勉強もしなかったし、Windowsに至っては
文字通り”窓の外の出来事”って感じがありました。

しかし、友人に教わった”ネットサーフィン”が私の生活を一変させたのです。
さまざまなwebページを見ているうちに、自分のいいたいことがここに
入れられないか?と思うようになっていきました。
その結果がパソコン格闘記となったわけですね。

とにかく、久しぶりにPCにさわったため、感覚を思い出すのに一苦労!
これからも適時勉強していきますので、NetNewsでイジメてくださいませ。(^^;

おまけ:Newsの掟へGO!

“ネコ様”の件

私の“仮の職場”に一匹の“おネコ様”が居られます(笑)
名前は「コラ」、メスであります。名の由来はそこの主にいつも「おい、コラ!」と
言われていたためらしい...。(ちょっとカワイソ)

さて、彼女はどうやら自分が“ネコである”ことがイマイチ分かってないらしく
人が傍らを通ろうが、物が自分に落ちてこようが、微動だにしませなんだ。
“ここは私の場所よ”とばかり建物の入り口に陣取ってる按配です。
わざわざここに陣取るのは、もちろん中が“あったかい&おいしい食べ物有り”な
場所だとわかってるから(^^;

しかし悲しいかな、ここの主は彼女の“入場”を禁じているからして、
彼女なりの駆け引きがここら辺りで展開されているのですな。

いちばん多いのが“なでられたげるからエサちょーだい”のポーズ。
これってほとんどエンコーです(爆)。しかし私が“コスい奴”(笑)と分かってからは
愛想ふりまいてくれなくなりました。私には“マグロ状態”です...。

あるいは誰かが入り口をあけると、すかさず首突っ込んで“はいりたいニャー”の
ポーズ取るとか。しかし皆にシカトされると、おとなしく引き下がるとこが
かわいかったりして(^^;

よく晴れたあたたかい日は、彼女にとって極楽であるらしく、(いつも寝てる)
これを“死守”するその姿勢には、尊厳すら感じられます。

ある時、必要があって彼女にその場所を動いて貰わねばならなかった
時、呼べど叫べど動かぬ彼女に業を煮やした主が、冗談まじりに
「むぎゅ〜」と踏んでみたところ、彼女は「ニャア〜〜〜ァン」と鳴いては
みたものの、やっぱり微動だにしないその光景に一同固まったことが
昨日のことのように思い出されます。

もうすぐ彼女とはお別れせなばなりません。
どうぞ元気でね。
さよなら...

チャットの件

最近チャットにハマっています。NetMeetingと呼ばれる
コミュニケーションツールを使って音声による会話、そしてチャットと
呼ばれる文字による同時コミュニケーションにとりつかれ、
そのうえ・・・ICQを・・・ついに入れてしまいましたぁ(^^;/
(トップページのアイコンをご覧下さい)

ICQとはコミュニケーションツールの一種なのですが・・・
これに関する話は追ってアップするつもりです。
なんせ今日(3月15日)入れたばっかなので・・・。

ICQその後

ICQ導入後一週間ほどたったある日・・・突然メッセージが!
“Newsでお見かけします”おお!
最近私はNetNews投稿記事にサイトのアドレスを載せるようにしてたのだ。
どうやら彼女はそれを見て、登録してくれたらしい。
(そのことを忘れていた私はうっかり“どうして分かったんですか”と聞いてしまい
恥ずかしい思いを・・・)

さてさっそく話しを聞いて・・・といきたかったが、なんとその時、
NetMeetingで知り合った別の方と登録&交信中だったのだ!
二人の方と同時に交信、オマケにICQ初心者とあってはスムーズにいく訳もなく、
もう一人の方には嫌われてしまったみたい。ごめんね。

どうにか会話にこぎつけた!
が、如何せん、きちんとタイピングを学ばぬバチか、スピードが違いすぎる!
こちらが1つメッセージを書くうちに、3つは書いてくるよぉ〜(;;)
どうしよぉ〜と思ったら、察して合わせてくれました(笑)
真面目にタイピング勉強せにゃ・・・ねぇ(_ _)>

どうやら彼女は大学生で、しかも海外留学らしい。言葉遣いも丁寧で
そのうえ利発!なんだ人間が違うじゃん、会話についてけなかったら・・・
と、思ってたら、これにも合わせてくれました(爆)
こうして我々はICQの話しやwebサイトの苦労話で明るくなるまで
(あちらは夜中まで)盛り上がったのでありました^^

さて、つぎの日・・・(いや、その日の午後だぁ)
とりあえずICQを立ち上げると、彼女がOnlineではないか!
よ〜し、話しかけちゃおっと^^。・・・
さらにその日の夜・・・
とりあえずICQを立ち上げたが、彼女はOfflineだった・・・
(というより全員が)じゃ、誰かにメッセージを・・・。
おっ、返事がっ!お話しちゃおっ^^
こうして、またまた朝まで突っ走ってしまったのでした・・・。

その翌日・・・
夕方から明け方近くまでOnlineしてても彼女がOnlineした気配がない・・・。
一日一回は立ち上げてるはずなのに・・・。ま・まさか・・・
どうやら IgnoreList に私が載ってしまったようです・・・。
こうしてチャブーンは嫌われてしまいましたとさ(TT)


だったらどうする?^^

後で聞くと“入れてないよぅ〜”のお返事。ほっとしました(^.^)
どうやらその日にお話したい相手を決めてInvisibleされてるご様子。
(うるさい奴、には違いないですが)
とんだ勘違い野郎でした。m(_ _)m

ところで、ICQって何?とおっしゃる皆さん、お話分かりました?
IgnoreListって?Invisible?こちらにちょっと説明をば・・・。

春眠暁を・・・(-o-)zzz

眠い・・・。とにかく最近眠くてたまらない。なぜなのか?
私はなぜか夜には強くて、就寝6時(朝の^^)起床8時みたいな暮らしで
あっても、休みの日に取り返せばなんとでもなる身体であった(笑)
この話しをすると、たいてい驚かれるか呆れられるかのどちらかであるが、
こんなことで驚いてはいけない、上には上がいるのである。

もう、ずいぶん前になるが、NetMeetingでチャットしたとある方など
女性にもかかわらず、常時会社に寝泊り(着替えのみ帰宅)そのうえ
仮眠2時間で、あとはひたすらお仕事(ではなぜチャット?)。それを
3〜4ヶ月は続けておられたのである。正直絶句したものだ(-_-;)
なんでも彼女は主任様で、年上の部下たち(オヤジらしい)にナメられないよう
にかなり無理されてたようでありました・・・。
(グチられてもなぁ(-_-;)朝6時までつきあわされたし(笑))

とまあ、人間の身体はある程度まで無理がきくようなのである(笑)
それが・・・最近きかなくなってきたのだ。
PC作業中に“ちょっとゴロリ”などしようものならそのまま“昇天”で
ある。(ちなみに友人たちからはホントに昇天するぞと脅されている^^)
意を決して起き上がっても、頭フラフラ、とても何かできる状況では
ない、よって再び“うたた寝モード”である。身体にいいわけないが
PCもやらなきゃイカン、身体も休めにゃイカンと、常に
葛藤状態が続く毎日なのである。

眠い・・・。とにかく眠くてたまらん、いやいや寝てはならぬぞ、
なんとしてもこのコンテンツを仕上げるのじゃ・・・
・・・ううっ・・・眠い・・・だめだっ!・・起きて作らなきゃ?・・・
・・・寝たら、だめだぞ!・・・寝たら・・・(-o-;)zzzzzzzz

(silent)

Back to Clean-Up?

私は、どうも物事にのめりこむ性質らしい。Netを始めた時も、
まさかこんなにのめりこむとは・・・。まあいいとこ日に2〜3時間もやればいいかぐらいに
思っていたら、知らないうちに睡眠時間が・・・食事時間が・・・家事はどうする?
友人たちにはことごとく“顔色悪いよ”といわれ・・・。体力も気力もことごとく
Netの魔物に奪い取られているのである(笑)

人間疲れれば、おのずと休むものである。わたしもそうだ。
とにかく、時間ができれば、ごろりごろり^^ ただその時に問題が起こるのだ。
引っ越した当初はかなりの住環境だったはずなのに、ある“鎖”に縛られているのだ。
すなわち、PCにのめりすぎ>家事がおろそか>栄養状態&住環境が悪化>無視してさらにのめりこむ
この鎖からなかなか逃れられないのだ(爆)

最近、ついに悪影響が顕在化した。なにもやる気が起きない(-_-;)
最初は一時的なものかとも思われた。が、一向よくならない状況に、ついに私は切れてしまった。
汚れた部屋の真ん中でフテ寝・・・。(爆) はっ、と目覚めて私は考えた。
“とにかく、家事を片付けるか”(爆)

まず身体を清めるところから始めなくてはなるまい。私は食事&シャワーを浴びに外へ出た・・・。
私は時々のめり込みすぎて風呂に入れない時がある。また、そういう時は食事もかなりひどい。
食べられない時もある。とにかく、まず身体に必要なものを補充しなければ。
で、肉詰めいなり定食と身体の汚れを落とした私は、帰宅してすぐに・・・
また寝たのだった。汚れた部屋の真ん中で(笑)

知らぬうちに寝てしまったのではあるが、これでは意味がない。やっとのことで起き上がった私は
洗濯&掃除&布団干しを同時に行うことにした。洗濯は全自動だから放りこめばいいし、
布団も、どにかくベランダに干しゃあ、あとはお日様がどうにかしてくれる・・・。
問題は・・・掃除である。私は掃除が嫌いだ。(私の部屋の場合) トイレ掃除は好きなのに(爆)
まあ、トイレはおいといて、とにかく私の掃除は結構手間なのである。

かつて4畳半に住んでいた頃、遊びに来た友達によく言われたものだ。
“ホコリが・・・雪みたいだ”(核爆) 私の部屋、かなりヒドかったのだ。
(眠るためだけの部屋であった・・・) 新居に移ってからは、そうでもなかったが、
ここへきて、“悪夢の再来”を懸念すべき状況に陥ってしまったのである。

どうか想像力を豊かに*しないで*いただきたい。
私は部屋中に散らばった、本や雑誌、PCマニュアルやチラシその他ゴミどもを
然るべき場所へ移動・・・することもできずに、とにかく床が見える状態にした。
見なきゃよかった(-_-;) 恐ろしすぎる状況であった・・・。とにかく、やっと現実を認識した私は
おもむろに掃除機を取り出す・・・。(20年は経ってるな、コイツわ)壊れてくれるなよぉ〜と念じつつ、
スイッチおん!どうにか大丈夫そう・・・。んで、ホコリの“採集”作業に入るわけだが、普通は
かもいたち>大型家具たち>床 の順番で掃除するのだろうが、私には次の作業が加わるのだ。
小物たちのホコリ取り・・・これが結構大変なのだ。

私の部屋には小物たちが次々、床に放置されている。しかもそいつらは、たまにしか
使われることはない。とどのつまり・・・ホコリに埋もれているのだ(爆)
彼らを、掘り出さねばならない。その上きれいにしてあげて・・・。
きちんとやろうとすると、これがかなり手間なのだ。小物だから数がある。大小は関係ない。
これを考えると・・・いつも掃除に二の足を踏んでしまうのだ(爆)

“マメにやればあ?”・・・神の声が聞こえてきます。わかってはいるんですが(-_-;)


死ぬ気で掃除を終えた頃、洗濯の終了を告げるチャイムが・・・。洗濯物を干し、
布団をたたんで一段落♪ はあ、疲れたぁ〜きれいになったよ(^o^)
それじゃさっそくNetでも♪

・・・あれっ!?全然変わってないじゃん、この状況(-_-;)

体調不良?!

最近、どうもPCの前に向かい続けることができない。30分も画面を見つづけると頭が・・・。
頭痛がするようになってしまった。ついに長年のツケが回ったか(爆)
とにかくそんなわけで、今PCの前にあまり向かえないのです。

そこでお願いです。どなたか、この頭痛を和らげる方法・・・ご存知ないです?
(たぶん眼精疲労だとは思いますが)よろしければ情報を掲示板にでも。
よろしくおねがいしま〜す(爆)

まとまる時には まとまって^^

世の中というのはどうも、リズムや流れといったものがあるかもしれません。

最近、掲示板に書きこんでいただくお客様やICQで話しかけてくださる
方は、どうも波のように満ちたり、引いたりする傾向があるように感じます。

ここ、1〜2週間の間に掲示板にも、4〜5人の新しいお客様がお見えになり、
ICQでも4人の方が、友達になってくださいました。そうかと思うと、さらに前は、
書きこみも、ICQも、いつもの仲間からの定時連絡のみなんてことも。

直接の関連はないかもしれませんが、私は“マーフィーの法則”なんかを結構
信心してしまう性質かもしれません。”泣きっ面に蜂”とか・・・。そうはすまい、あるいは
そうしようと思っても、自分の意思と違う方向へいつも連れていかれる・・・。
しかも、日常のささいなことからですら(笑)

意志薄弱ものの言い訳でしょうか?

およそ1ヶ月もの間、更新できませんでした。理由はいろいろです。
仕事で疲れて倒れてしまった/身体の具合が悪くなった/所用で外出/パソが壊れた/
ICQでしゃべりすぎ/ネットサーフし過ぎ/更新ネタの調べ物/落ち込みすぎ・・・etc.

バカだなぁ、と思いますが、今の私の現実です。

私の悪いところが、まとまってやってきた1ヶ月だった気がします。
#ある意味悪夢かもしれません(爆)

自分自身に対して・・・顔をあげて日々乗り切っていけたらな、と自省しています。

まずは手近なところから?明朗、快活にいきたいものですね(^^;;

グチってしまってすみません。以後気を付けまーす(^o^)/

“たれぱんだ”を読む

私は情報収集のために、よく本屋を利用します。第一の目的はもちろん
パソコン関連の情報をGetすることです。たまには購入もしますが、
たいていは立ち読みです。(ごめんね本屋さん)

それとは別に、最新のトレンドを把握するため、やっぱり立ち読みします。
(本は嫌いではありません)新刊本といってもいろいろ、写真集から怪しいHow To本、
小説や暴露本、(野村佐知代の弟の本はなんか変だった)etc...

そんな中に“絵本”もあります。ところがなんだか見慣れない絵本が・・・。
クリーム地にあやしいパンダの絵、タイトルは“たれぱんだ”・・・。
なにこれ?手にとってまざまざ見ると、やっぱりかなりヘン!
まるで饅頭+UFOみたいなあやしいパンダが鎮座ましましていたのでした。

どこもかしこもたれている・・・まさに“たれぱんだ”!
その内容が、またおもしろい(笑) たれぱんだの大きさから生態
捕獲方法(これすごいです)や遊びかたにいたるまで・・・。
取るものもとりあえずというか、とにもかくにもというか・・・。
ほんわかしてるがその実(じつ)ディープという、私好みの絵本でありました。

いつの間にやら、そばにいる。(^^;

花火を見ました^^;

土曜の夕方・・・PCで書物をしていると、“どーん、どーん”とつんざく音。
最初は雷かと思いましたが、すぐに花火と分かりました。

毎年、夏らしい行事もなし(お出かけや避暑、帰省すら)、ぼんやりして
いるうちに過ぎ去ってしまう夏・・・。そうこう考えているうちに、
“花火を見に行こう!”という気持ちがむくむくと湧きおこりました。

こうなってしまっては、もちろん何にも手につきません、すぐに自転車に
またがってLet's Go!

とにかく音のするほうへ・・・。最初は近いと思って飛び出したものの、
走れば走るほど遠い遠い。少しずつ近づいていくのは分かるものの、“音はすれども
姿は見えず”状態で、30分は過ぎてしまったでしょうか・・・。

町並みを抜け、どんどん暗い林の方へ、自転車を進めていきました・・・。
すると突然、林の間からキラキラした光が!目をやると、間違いなく
花火です。しかし、林の木々に阻まれてなんともまどろっこしい^^;
“もっと近づくんだ!”さらに歩を進めます。

気が付くと畑の中に人家がぽつぽつ・・・そんな場所まで来てしまっていました。
さて、ここはどこだろ?・・・すると、ぽっかり開いた人家の隙間に“大輪の花”!!
私はついに覚悟を決め、ここで花火見物を洒落込むことにしました。(すでに1時間以上
走り続けて、私は疲れてしまいました)

空をじっと見つめると、さまざまな色の花びらがあらわれては消え、きえては現れていきました。
文字通りの向日葵のようなやつ、さらに大きく真中が五色の光で満ち満ちた花、そうかと
思えば枝垂桜の如く、強く輝いたかと思ったとたん、すっと消え散っていくもの・・・。
“お約束”の乱れうちは、そこだけが光に包まれて、なんともいえない
気持ちになりました。きっと、その時の私は恍惚とした顔・・・
さぞかし呆けた表情で見ていたんだと思います。

さて、その間抜けズラが我に返った時・・・すでにまわりに人影はなく、私はすこし
慌てて自転車でその場を離れました。次に思ったことは“や〜い、ここど〜こだ?”
ということでした。先ほどの恍惚感も手伝って、地元に帰るまで小一時間かかってしまいました。

事のついでに、1週間遅れのうな丼(うな重にあらず)をいただきました。
“夏”できたなぁ、とちょっと嬉しい一日になりましたとさ。

大きな虹が・・・。

夏ですなぁ・・・。最近にわか雨が多いです。
先日も午後から振ったにわか雨・・・。“おやまあ”とは思ったものの、いつものこと、
さして気にもとめずに雨上がりを待ちました。

果たせるかな、やがて雨がやみ、私は外に出て小道を歩いておりました。
東側には、先ほどの雨をたっぷりくれた入道雲が未練たらしく、もこもこしており、
西側には、白い綿雲の間から薄みかん色の光がちろちろと洩れていました。

私がふと、空を見上げるとそこに、虹が出ていました。
虹といっても入道雲の間から、ほんのわずかの時間ではありましたが。
そのわずかの間、私は目を凝らして虹を見ました。虹は東京の空のように
ややぼんやりとしていました。

虹が消えた後、私は“東京でも虹が出ることがあるんだなぁ”などと
つらつら考え、駅から電車に乗りました。

電車の車窓から見えるすっかり雨上がり模様な白い雲、黄昏がかった日の光・・・いつもの
風景を連想して顔を上げなかった私の耳に一群の声が飛び込んできました。

“虹だよ!ほら”

私は慌てて顔を上げ、窓の外に目をやりました。
大きな虹が、絵本の挿絵に出てくるような文字通りの大虹が飛び込んできました。
高架のはるか下、家々の中から大きな弧を描いて、天と地上を結ぶ橋、
青い空、白い雲のまみまに、忽然と姿をあらわす七色の道。
私はあまりの出来栄えに、しばし我を忘れ呆然とした心地で眺めていました。

虹は、しばらくその場に留まっていましたが、やがて足元からゆっくり消えていきました。
“この橋を渡るべき者はここにはいない”とでも言うかのように。

私はこんな虹に出会えたことを、心の底から嬉しく思いました。
そして・・・これにひきあわせてくれた“なにものか”にしばし思いを馳せました。


ありがとう。